
『セルジュ・ゲンズブール庭園』は、その歌「リラの門の切符きり」(Le poinçonneur des Lilas)に因んで、パリ19区と20区とセーヌ・サン・ドニ県レ・リラ市の境界にある「リラの門」(Porte des Lilas)に作られました。これは19世紀にパリ防御のために作られた環状城壁に設けられた17の門のひとつでしたが、第一次大戦後に城壁は取り壊され、1973年からは城壁跡にパリ市をぐるりと囲む環状自動車道「ペリフェリック」の出口のひとつとなっています。ゲンズブールの歌に出てくる地下鉄ポルト・デ・リラ駅は、1921年に地下鉄3号線の駅として開設され、1935年には11号線も通り、両線の乗り換え駅としても機能します。



私が行ったのが木曜日の夕方(午後7時頃)だったせいか、それともできたばかりで人が知らないせいか、人はまばらでした。初夏を想わせる気温25度の好天でも、こんな閑散とした状態なのはちょっと意外。土曜日曜はどんな状態なのでしょうか。

土地柄、遊んでる子たちは19区っ子/20区っ子と郊外っ子で、色さまざまで元気です。散歩や日光浴してる大人たちも色さまざまですね。Couleur Café なんて歌が頭をよぎりました。
この先,ここに名画座映画館が加わるそうです。そう言えばルネ・クレールの1957年の映画に『リラの門』(ピエール・ブラッスール主演)という作品があり、ジョルジュ・ブラッサンスがアナーキスト歌手役で準主役になってました。それに合わせて小ジャレたカフェ・スタンドなんかもできるんでしょうか。あんまりソフィスティケートされてほしくないですね。

LE JARDIN SERGE GAINSBOURG
Paysagiste : FRANCK MATHE
Porte des Lilas 75019 Paris
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