(←ボデガを吹くダニエル・ロッドーさん)
昨日からラ・タルヴェーロの新アルバム『ブラマディス』の翻訳に入りました。いろいろわからないことがあって、ラ・タルヴェーロの主宰するオクシタン文化研究所CORDAEに電話を入れたら、電話口に出てきたのはダニエル・ロッドーさんその人でした。ダニエルは私が歌詞訳を始めたと言ったらとても喜んでくれて、「フランス語から訳してるの?オック語から訳した方がずっと簡単だよ」と言うのでした。確かにその通りなのだろうけれど、私にはオック語のイロハがないので、と返事したら、「書いてある字の通り、声に出して読んでごらん、だんだんわかってくるよ」だそうです。実行してみました。なんとなく、なんとなく、です。読んでみると、すぐにしゃべれそうな言葉だな、と思いました。
『ブラマディス』は面白い詞がたくさんあって、どれもみんな長編ですが、風刺のきいたダニエル節で楽しいです。5曲めの「アネン・ダニエロン(それ行けダニエル)」という歌は、村の少年ダニエルが新天地を求めてフランスのいろいろなところに行くのですが、ファシズムや権力システムやさまざまな障害にぶつかって、たくさんの経験の末にやっぱり自分の家に帰ってくる、という歌でした。この歌はフランス語訳を見ないで、オリジナルのオック語から訳そうという努力を試みたのですが....。やっぱり無理でした。
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