2007年7月6日金曜日

娘はラグビーに行った


 7月6日,夏休み中の娘(もうすぐ13歳)は今朝「英語研修ホームステイ」の旅に出ました。フランス人子弟はこうやってヴァカンス利用の語学勉強で海峡の向こうの国に行くのです。英国は海峡トンネルが開通して,さらに高速鉄道ユーロスターが通ってからは,ここから本当に近い国になってしまったのですが,英国に住むフランス人の数も飛躍的に増えて,ロンドンでも平気でフランス語が通じるようになってしまいました。同じようにパリでもずいぶん英語が通じるようになったようです(私はこの国で英語は話さないのでよくわかりませんが)。
 しかし娘の滞在費(+お小遣い)のためにユーロからUKポンドに両替しなければならなかった時,やっぱりまだ遠い国なのかなあ,と思いました。ホームステイ先の家庭に娘の紹介レターを英語で書きました。英語のレターなんか数年ぶりですね。私の英語は中学生程度かな? ビジネスで通用していたのはもっぱら非英語圏の相手(スペイン,ドイツ,イタリア,韓国....)で,私の英語というのも捨てたものではないな,と自画自賛していたのですが,英人・米人の前ではほとんど通じないのが現実です。
 娘が滞在するのはイングランド中部のワーウィックシャー州のラグビーRugby という町です。伝説に曰く,この町の市立ラグビー高校の生徒ウィリアム・ウェッブ・エリスが,サッカーの試合中に興奮してボールを手で持って走ったことが,ラグビーという球戯の始まりとされています。1846年のことだそうです。ルール違反から始まったスポーツなんですね。アナーキー・イン・ザ・UKと言いましょうか。町のお土産屋さんにはたくさんのラグビーボールが並んでいることでしょう。娘のお土産はこれかな。ラグビー最中とかラグビー饅頭みたいなものがあればいいのにね。
 というわけでこれから10日間,娘のいない家です。

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