2008年1月28日月曜日

9月に会いまっしょう!



 ザ・ハプニングス『シー・ユー・イン・セプテンバー』
 The Happenings "SEE YOU IN SEPTEMBER"

 「バイバイ,ソー・ロング,フェアウェル...シー・ユー・イン・セプテンバー...」まあなんと米国カレッジっぽい歌詞なのでしょうか。本来ならば,夏休みが楽しみでしかたないはずなのに,違う田舎から大学に来てる彼女と彼は,夏休みには別れ別れになってしまうのです。夏にはそれぞれ違う夏休みを過ごして,それぞれ違う体験をして,9月になったらまた会いましょう,という歌なんですが,60年代では彼女も彼もひと夏の「みさお」を保つことができたんですよ。これが今日びには絶対不可能でありましょうに。
 1966年全米3位のヒット曲です。ザ・ハプニングスは60年代の男四声のコーラスグループで,ファルセット・ヴォイスも使うので,よくフォー・シーズンスの亜流のように言われます。でも,ビーチボーイズをはじめとしてあの頃の米国のコーラスワークって,みんなこんなでしたよね。「シー・ユー・イン・セプテンバー」はこのバンドのオリジナルではなくて,1959年ザ・テンポスというグループの曲のカヴァーです。
 ウィキペディアの記述では,この曲「シー・ユー・イン・セプテンバー」は2001年9.11テロのあと,なぜか全米放送自粛曲のひとつとしてリストに載っていた、とあります。9月に会いましょうというのが,テロリストの合言葉に聞こえたのでしょうか。

 フランスのレコード復刻の鬼職人マルシアル・マルチネー(Magic Records/MAM Productions社長)による,ザ・ハプニングスの1966年アルバム(仏盤Vogue)のCD復刻です。デイヴ(バリトン,バス),ボブ(リード,テナー),トム(テナー,ファルセット),ラルフ(バリトン)の4人によるソフト・コーラス・ポップで,ザ・トーケンズ(ライオンは寝ている)がプロデュースしています。必殺の「シー・ユー・イン・セプテンバー」の他に,1962年スティーヴ・ローレンスのナンバーワン・ヒット「ゴー・アウェイ・リトル・ガール」(ジェリー・ゴフィン/キャロル・キング作)のカヴァーや,夏が過ぎればの永遠のスタンダード「シールド・ウィズ・ア・キス(邦題:涙のくちづけ)」なども注目です。そしてエディット・ピアフ「愛の讃歌」の英語カヴァー「イフ・ユー・ラヴ・ミー,リアリー・ラヴ・ミー」も,驚きのソフト・ポップ仕上げです。

<<< Track List >>>
1. See you in September
2. Tonight I fell in love
3. Girl on a swing
4. If you love me, really love me
5. What to do
6. You're coming on strong, Babe
7. Go away little girl
8. The same old story
9. Sealed with a kiss
10. You're in a bad way
11. Girls on the go
12. Tea time
13.(bonus track) He thinks he's a hero
 
CD MAM PRODUCTIONS 3930641
フランスでのリリース:2008年1月24日


PS :
Youtubeってほんとに何でもあるんですね。ザ・ハプニングスの「シー・ユー...」の画像がありましたので下に貼付けます。陽光あふれる白黒画面です。いいなあ,水上スキー。リード・ヴォーカルのボブのやる気のない振りもいいですが,ほかの3人の左腕の振りがたまらないですね。

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