2023年5月23日、朝遅く9時半頃寝床から起き出したら、爺ブログのカウンターが(←写真)100万を超えていました。昨夜就寝した時には999600ほどだったので、眠っている間に1000ビュー近いヒットがあったということです。5月20日にアップした「アリ・ブーローニュ」の記事に爺ブログにしては例外的な関心が集まっているようで、私の予想より2日早い100万突破でした。ありがたいことです。
2007年7月に創設されたブログなので、この100万まで16年かかっています。長い道のりでした。世の中の人々にとってとびきり面白いことや目立ったことなど記事にしていませんが、音楽・映画・文学を軸にほぼ週に一度の頻度で新記事をアップしていて、極端に多かったり少なかったりということもありましたが、昨今は1日100〜150ビュー、1年に5万ビューというペースで静かに目立たず読まれ続けています。
2019年7月に「80万ビュー突破に寄せて」という一文を載せました。そこでこのブログのカウンター数字の不思議などについても書いてますが、その当時ゆるやかながら焦燥もある日々の皮膚感覚として持っていた”穏健ノー・フューチャー”観から、
『カストール爺の生活と意見』はもう少し続くと思います。「いつまで」という考えは捨てました。だけどもう少し。という言葉で閉じていました。約4年前のことですが、あの頃は「100万」などという数字はまるで考えられなかった。こんなに続くわけはないと思っていました。2017年に私は続けたかった仕事をやめ、自分の会社を畳み、在宅&病院通いの”専業”(隠居)ガン闘病者となりました。あの時からこのブログの更新が自分の関心の真ん中に来るようになりました。いつか来るXデーの前に、このブログをちゃんとしたものにしておきたい、という”意気込み”もあったのですが、だんだん、このまま続けられるだけ続けたらいいんじゃないかな、と思うようになりました。Que sera sera, what will be will be。気がついたら100万になっていました。
創設の時から私のブログの最も熱心な読者で、頻繁にSNSなどでシェア/フィードバックして応援してくれていた川崎の土屋早苗を、私はこの4月20日に失いました。私より10歳年下の早苗は2019年から同じ病いと闘っていました。まだ49日経っていないので、その魂は地上のあちらこちらを漂っていることでしょうし、私は時折り気配を感じます。「100万ビュー」は早苗に祝ってほしかった。まあ、今夜、その気配は感じますよ。
そして私は4年前と同じことを言います。
『カストール爺の生活と意見』はもう少し続くと思います。「いつまで」という考えは捨てました。だけどもう少し。
2023年5月23日
フランス、ブーローニュ・ビヤンクール
カストール爺(向風三郎/對馬敏彦)
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