2008年12月21日日曜日

今朝の爺の窓 (2008年冬至)



 毎年冬至は同じような曇天で。一年で夜が一番長い上に昼が曇天ということで,太陽渇望が極限に達する日であります。しかしこの日を過ぎれば,日照時間が増していくのがことの他うれしくなります。子供の頃から私にとってこの冬至から新年にかけての10日間というのは,マジカルな瞬間で,大恐慌だ大不況だと言ったって,この瞬間街々は一年で最も美しいし,食品売場には普段見ないものが山積みになっているし,人の家に行けばシャンパーニュの栓を抜くポーンという音が迎えてくれるし...。
 娘セシル・カストールは先週から冬休みですが,学校(コレージュ)の課題で「職業実習」を4日間しなければならず,実習先としてわが町ブーローニュにある私立の日本人保育園で「エデュカトリス/アニマトリス educatrice/animatrice」の研修をしています。要は子供たちと一緒に遊んだり,団体でゲームしたり,歌ったり,踊ったりができればいいのだと思いますが,これはたいへんな仕事ですよね。当たり前ですけど一人一人が違うのですから。簡単な子供というのはいるわけがないのですし。でも子供たちにいいお姉さんと慕われて,得意げになっているので,この道に進むかどうかはまだ結論を急がないにしても,良い選択肢ができたと思っています。娘の祖母(私の老いた母)は教育者ですから,私が継がなかったその道を,孫が継いでくれたらさぞうれしいでしょうし。
 私はと言うと,仕事の方が年末最終出荷を先週金曜日に出してしまったので,ちょっと時間が出来ました。娘のBrevet受験勉強の手伝いもしなければなりませんが,今週来週で見ていなかったエキスポ(まだピカソも見ていない)や映画を見たいと思ってますし,12月初めに入手したヴェロニク・サンソンの全録音集(CD22枚+DVD4枚)も封を開けて,身も心もヴェロさん漬けになってしまおうとも思ってます。
 今年たくさん聞いたCDというのは本当に少ないのです。悪い傾向です。年が変わる前にこのブログで紹介してみようかな,とも思っています。

 自分をほめてやりたい,と思うことが今年はひとつあります。3年半,毎晩欠かさず服用し続けた睡眠薬を,この秋やっと断つことができました。愛は勝つ,などという(私にとって)ありそうもないことを言うつもりはありませんが,何かが勝ったんだと思っています。
 次はアルコールだね,とタカコバー・ママは言うのですが,アルコールを断ったらタカコバーと縁がなくなるので,ね。

PS 1 (12月30日)

ちょっとだけ雪ですね。

2 件のコメント:

さなえもん さんのコメント...

睡眠薬服用を止められたのはやはり
精神的に落ち着いているからでしょう。
私も会社を辞めたら、夜中に目が覚めたり
寝付けない・・・なんてことがなくなったもん(笑)。
よかったですね。これからも続けられますように。
CD紹介、楽しみにしておりますぞ。

Pere Castor さんのコメント...

さなえもんは元気になったよねえ。
良いなあ。
(毎年同じこと言ってるけど)冬至が過ぎたら,本当に日がどんどん延びて,気分的にずいぶん違ってきています。
何も良いことなどなかった年ですし,世間や景気はどんどん悪くなってますし,何も祝うことなんかないのだけれど,こんな年にもひとつふたつ自分が変わったような部分があるので,妻子,親族,友人たち,知人たち,人間たち,動物たち,植物,季節,環境,食糧,大地,地球に感謝して祈る,みたいなことはしなかったらバチが当たるわね。Gloria in excelsis Deo.