2015年6月1日月曜日

新しい歌の出来に、きっと自分でびっくりするんだろうな


80 A.B.
作詞&歌:ピエール・バルー
作曲:アレスキー・ベルカセム
(1972年 アルバム『サヴァ・サヴィアン』)
 
窓辺の少女
僕は通りがかり、僕は見知らぬ男
一目で僕はあの娘とわかる
あの窓辺の少女
僕は通りがかり、僕は見知らぬ男

プラタナスの無数の葉っぱの香りが
湿った空気にひろがる
通りでは背の低い司祭が
僧衣のすそを持ち上げて
濡れた路面の上を走っていく

自転車に乗った郵便屋さん
片手で小型トラックの後ろにつかまり
軽く口笛吹いている
僕はそれを遠くから目で追っている

縞シャツを着た太っちょの肉屋が
「80」の戸口にいる
それは街角のビストロの名前
肉屋は自分の靴の底を見ている
僕はまた歩き始める

どこからかサクソフォンの音
クラクションの音、子供たちの叫び声、
一匹の犬がこれらすべてのアーチストたちに吠えかかっていく
僕は通りがかりにみんなに喝采していく

僕はまた旅に出る
僕のギターと僕の狂気と一緒に
違う季節の方に向かって歩き始める
いつの日かできあがった新しい歌の出来に
きっと自分でびっくりするんだろうな


窓辺の少女
僕は通りがかり、僕は見知らぬ男
一目で僕はあの娘とわかる
あの窓辺の少女
僕は通りがかり、僕は見知らぬ男



2015年、オーレリアン・メルルによるカヴァー(↓)
すばらしい !!!

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