急な話で、明日の朝、アラン・ルプレストに会うことになりました。自分でインタヴューを申し込んでおいて、こういう言い方はないんですが、ものすごい重圧を感じています。フランス最後の酔いどれ詩人かもしれません。資料を読み返すたびに、われわれが毎日ラジオやテレビで流し聞いている音楽と、血と涙しか相手にしていない大衆詩との大きな距離を思いますし、人知れずこういう詩が生まれ人知れずこういう詩がゴミ箱に捨てられることに、私はひとりの音楽業界人として、それもしかたないんじゃないですか、ダウンロードの時代ですから、とは絶対に言いたくない「音楽を愛する者の心根」みたいなものが試されることになるような気がするのです。
今夜はこれからインタヴューを準備して、なんとか心と心で(ルプレストの好む言葉では L'ame魂なのですが、私は自分の魂がどこにあるのかわからないので、魂と魂の会話はできないのです)語り合えるようにしたいです。魂と魂ということでは、(↓)このジャン・コルティ(アコーディオン)とルプレストの魂と魂の競演の姿を見てください。2007年6月11日、パリ、バタクラン座でのジャン・コルティのコンサートでのシーンです。
Jean Corti & Allain Leprest (Bataclan 11/06/2007)
0 件のコメント:
コメントを投稿