ラティライユ『偶然の取り分』
L'ATTIRAIL "LA PART DU HASARD"
1994年結成だから23年め。グザヴィエ・ドメルリアック率いるラティライユの13枚めのアルバム『偶然の取り分(LA PART DU HASARD)』。10月20日リリース。
勝手な想像上の共産主義東欧やアジア深部をロードムーヴィー風に音楽化したアルバムを6枚、その誤解された旧大陸感覚を大西部〜メキシコまでワープさせたアルバムを3枚、映画音楽アルバム3枚。こういう人たちの
EAST meets
WESTは時間的にも空間的にもズレがある。新作のテーマは「旅と賭博」。旧ヨーロッパから新世界へ移動する汽車の中で24時間止まらないトランプ賭博。偶然の取り分とイカサマの取り分、熱くなる博徒とキープクールな博徒、チューチューガタゴト…。
プロモーションビデオクリップの曲は「ポーカー・トリロジー part 1 : ポーカー・イン・ザ・マウンテン
241」。グザヴィエ・ドメルリアック作のインスト曲。得意な旧大陸ウェスタン展開で、モリコーネ趣味があちらにもこちらにも。「ザ・マウンテン241」とはフランス国鉄(SNCF)が1948年から1952年まで運行していた(フランス最後の)旅客用急行蒸気機関車(パリ⇄マルセイユの急行「ミストラル」で有名)。雰囲気わかるような気がする、それ風インスト。
L'ATTIRAIL "LA PART DU HASARD"
CD (16 tracks) CSB Productions AD4368C
フランスでのリリース:2017年10月20日
(↓)"Porker Triogie Partie 1 : Porker in the mountain 241"
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