「アンジェル」
詞曲:ルネ・サルヴィル
オリジナルは1932年、アリベールの歌(オペレット・ショー REVUE MARSEILLAISEの中の1曲)
ムッスー・テ&レイ・ジューヴェンの新アルバム "OPERETTE VOL.2"(2018年10月19日フランス発売)の中の1曲。
流れ星のレストラン
あの娘はみんなに好かれる看板娘さあの娘があざやかにブイヤベースをさばいて皿に取り分けるとみんな夢中になってしまうこのアンジェルちゃんは宝物さ旧港の真珠さあの娘の目と血の中にはきっと太陽があるのさそして心の中は良い気分でいっぱいアンジェル、アンジェルあの娘が給仕すると、まるで羽根が生えているみたい客たちの真ん中で笑顔で行ったり来たりそのお国訛りはニンニクと唐辛子のブーケさアンジェル、アンジェルあの娘は気が強くて、一番のべっぴんさちょっとした機知の答えでジジイたちを巻いてしまうはい、お待ちかねのラヴィオリよ、でもベッド行きはお断りよ彼女の得意は貝料理貝をこじ開けるのなんか名人芸さそりゃそうとも、彼女はスタイルがよくて開けるコツをよく知ってる歌手たちには舌平目(音符のソ)をどうぞ床屋にはエイ(髪の分け目)をどうぞわたしは陽気な水夫よ、とあの娘は言う貝をいっぱい採ってくるのよでもその仕事はあんまり自慢できないわねアンジェル、アンジェル毎日毎日俺たちは新しい冗談を思いつくよある日イギリス人がピエパケ(マルセイユの名物料理)を彼女に注文してあからさまに誘惑者のように甘い目で彼女を見つめたんだアンジェル、アンジェルこいつの露骨な流し目に腹を立て、叫んだよあたしに旧港がどこにあるか聞くなんていい根性してるよ!俺も言ったさ、豚よりも礼儀知らずな野郎、それがあんたさ!そしてある晴れた日 コルニッシュ(海岸を行く絶壁道)のあたりで恋が芽生えたのさ岩場の間でね瞳の色と同じほど青い波の近くで俺はアンジェルに言ったきみと結婚したいんだあの娘は何も答えずに俺の腕の中に飛び込んできたそして春の花咲く頃俺は店の看板に書いたんだ本日、結婚式のため休業、ってねアンジェル、アンジェル天使か悪魔か、俺はあの娘だけを愛してるちょっと小馬鹿にしたような何とも言えない雰囲気があるんだそのお国訛りはニンニクと唐辛子のブーケさアンジェル、アンジェルあの娘は気が強くて、一番のべっぴんさ間違いなくあの娘は俺の幸福をその小さな両手の中に収めたのさその大きな笑う目であの娘は俺の心の中のすべてをつかまえたのさ
(↓)オリジナル1932年ヴァージョン 訛りがちょっと違う
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