週労40時間
詞:アンドレ・ヴァルシアン、ジャン・ペラック
曲:シャルリス、ロマーニ
ムッスー・テ&レイ・ジューヴェンのアルバム "OPERETTE VOL.2"(2018年10月19日フランス発売)の中の1曲。1936年、人民戦線政府(首班:レオン・ブルム)が施行した2大政策(2週間有給休暇、週40時間労働)のひとつ。それまでの週労働時間は48時間で、まる1日短縮された計算。このテーマをマルセイユのシャンソニエ、アンドレ・ヴァルシアン等が風刺歌にして、ダルサリスが歌ってヒットさせた。ナチズムが吹き荒れる直前、ひとときの労働者時代を謳歌するマルセイユ歌謡。「週労40時間と言ったって、まだ39時間は働きすぎなのさ」という正しさ。はげしく同意。曲のリズムはワルツではなく、ジャヴァである。
週労40時間なんて
すごいじゃないか3日間も家を離れられるぞ田舎に行ったり澄んだ空気を吸ったり海や山や コートダジュールまでも行けるぞ仕事で苦労ばかりしてるんだから週労40時間とは言っても39時間は働きすぎってことさ昔 人民は奴隷制のもとで縮こまってた昼も夜も未開人のように働いてただが幸いにして人民は権利を勝ち取ったんだもはや人民はレジャーのことしか考えない快楽のことしか考えないシャルキュトリー(腸詰屋)は最低でも3日は休むようになったその言い訳がビストロでとぐろ(腸詰)を巻くためだってやりすぎだろう床屋は日曜日休業だそれで俺たちの手のひらに生えた毛さえも(註:手のひらに毛が生える=手を長いこと使わない=怠惰)剃ってくれないんだ
週労40時間なんて
すごいじゃないか3日間も家を離れられるぞ田舎に行ったり澄んだ空気を吸ったり海や山や コートダジュールまでも行けるぞ仕事で苦労ばかりしてるんだから週労40時間とは言っても39時間は働きすぎってことさ
(↓)ムッスー・テ&レイ・ジューヴェン「週労40時間」
(↓)ダルセリスのヴァージョン(1937年)
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