tag:blogger.com,1999:blog-7529839747192505753.post5215017170715676950..comments2024-02-29T14:11:37.316+01:00Comments on カストール爺の生活と意見: 九分九厘のブルックリンPere Castorhttp://www.blogger.com/profile/13779967810315784021noreply@blogger.comBlogger5125tag:blogger.com,1999:blog-7529839747192505753.post-74823388925589720072013-04-28T03:55:52.785+02:002013-04-28T03:55:52.785+02:00Bonjour.
さっそくお返事いただき、ありがとうございました。
なるほど。
M.カストールの...Bonjour.<br /><br />さっそくお返事いただき、ありがとうございました。<br /><br />なるほど。<br />M.カストールのご説明、とても納得がいきます。<br />特に、アザン夫人のグーグルのエピソード、<br />おっしゃる通りだと感じました。<br />当時のアルジェリアの状況、ですね。<br />そこにあった「共生」は、<br />たとえば、大昔のパレスチナにも、<br />また現代にもあるものなのに、<br />今回わたしはそこまで思い至らず、<br />とても教えられました。<br />Merci mille fois !<br /><br />Tout ce qui brille の場合は、<br />G.ナカシュ演じる女性がユダヤ人であることは、やや注意深く見ないと見落としてしまいそうですが、今回これだけはっきりしているということは、M.カストールのおっしゃる意図が、<br />より明確になっているとも考えられますね。((Tout ce qui brille については、学生たちに、アラブ・イスラエル戦争の説明をした後で、でもここにはこんな友情、ないし共生がふつうにあるんだ、と紹介しています。)<br /><br />実はM.カストールが選択されている映画群、<br />わたしが見ているものにとても近いです。<br />(というか、ここで知って見たものもあります。)<br /><br />とても勉強になりました。<br />今後ともどうぞよろしくお願いします。<br />Merci encore !<br /><br />清岡智比古https://www.blogger.com/profile/09591471946881080046noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7529839747192505753.post-27581018532031805792013-04-27T18:41:22.692+02:002013-04-27T18:41:22.692+02:00清岡先生、いつもご覧いただきありがとうございます。たいへん励みになります。
ご指摘の件、まず分かりや...清岡先生、いつもご覧いただきありがとうございます。たいへん励みになります。<br />ご指摘の件、まず分かりやすいところから説明しますと、"Nabil"というファーストネームは、アラビア語で「高貴な」「気高い」という意味で、フランス語の "noble"に相当します。一般にムスリムのファーストネームです。仏ウィキペディアの「ユダヤのファーストネームリスト」(Liste de prénoms hébraïques : http://fr.wikipedia.org/wiki/Liste_de_pr%C3%A9noms_h%C3%A9bra%C3%AFques)を見てみましたが、このリストに「ナビル」という名はありませんでした。よって、ユダヤ人家族が子供に「ナビル」という名を与えることはまず考えられないと思います。<br />次に映画冒頭から強調されている、郊外におけるコミュニティー間の幸福なミクスチャーという背景です。これは一般のマスコミなどの論調と逆のことです。つまり郊外は各コミュニティー間の対立と衝突が年々激化していて、共存がどんどん難しくなっているという見方ですね。この映画は果敢にも、そうじゃないんだ、ブラックもアラブもジューイッシュも(この映画に登場する青っちろいフランス・フランス人も)、学校も市民生活も町もポジティヴに混ざり合いながら共有して生きているという姿を見せようとしています。この意図があれば映画はジューイッシュをマジョリティーにするまい、という努力があったと思います。<br />このバランス配分は主演6人のバックボーンにも明らかだと思います。ジューイッシュ x 2 (ガブリエルとアザン夫人)、アラブ x 2(サミアとナビル)、褐色人 x1(ミカエル)、仏白人 x 1(シルヴァン)。よいバランスだと思います。<br />それから若者たちと同等に重要な役割を果たしていたアザン夫人のポジションです。彼女は故国アルジェリアを捨てなければならなかったピエ・ノワールです。アルジェリアが独立戦争前に、アラブもジューイッシュもクリスチアンも平和に共存していた時代の生き証人です。ナビルがGoogle Earthでアザン夫人にアルジェの現在の姿を見せるシーンがありましたよね。アザン夫人はその平和だったアルジェに強烈な郷愁があるわけです。彼女が好きな二人の若者ナビルとガブリエルが一緒になることは、アザン夫人には平和だったアルジェリアの再現という意味もあるのだと思います。<br />あとサルセルに関してはほとんど知らないので、何も申し上げられません。<br /><br />いずれにしても宗教差や人種差を強調して、その軋轢や確執を描き出すことは全くない映画で、逆にこの若い世代にはそんなもの何もないのだ、と言ってしまっている軽めのコメディーなので、郊外のリアリティーをこの映画で見ようというのは難しいように思います。<br />Pere Castorhttps://www.blogger.com/profile/13779967810315784021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7529839747192505753.post-18138465416551077912013-04-27T11:10:00.503+02:002013-04-27T11:10:00.503+02:00Bonjour.
コメントさせていただくのは2回目です。
M. カストールのブログ、とても参考にな...Bonjour.<br /><br />コメントさせていただくのは2回目です。<br />M. カストールのブログ、とても参考になります。ありがとうございます。<br />で、今回は1つ教えていただきたくて。<br /><br />この映画に登場するナビル、<br />ユダヤ人じゃないかと思うのです。<br />ガブの恋人だし、<br />マダム・アザンとも親密だし。<br />そして1番そういう気がするのは、冒頭です。<br />ほとんどストーリーとは関係なく、<br />ナビルのオジを訪ねますが、<br />このオジはサルセルに住んでいます。<br />で、教えていただきたいのは、<br />この「サルセルに住んでいる」と、<br />「ユダヤ人である」というのは、<br />こういう映画的表現の中なら、<br />ほぼイコールということにはならないのか、<br />ということです。<br />パリに長くいらっしゃるM.カストールに、<br />その辺のことをご教示いただけたら、<br />と思っています。<br />どうぞよろしくお願いします。<br /><br />*ちなみにTout ce qui brille は大好きで、ロケ地のほとんどを巡ってきました。<br />清岡智比古https://www.blogger.com/profile/09591471946881080046noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7529839747192505753.post-64225735014244305662012-11-17T05:56:58.151+01:002012-11-17T05:56:58.151+01:00エスカさん、これ日本じゃ無理。フレンチー内輪な部分が多すぎて、説明がおおいに必要。郊外育ちの「ジュー...エスカさん、これ日本じゃ無理。フレンチー内輪な部分が多すぎて、説明がおおいに必要。郊外育ちの「ジューイッシュ + アラブ(x 2) + 褐色人 + 仏白人」の友情ということだけで、かなりの説明が必要。映し出されるジューイッシュ・フレンドリーなNYC像というのも、無前提に笑っちゃっていいものやら...。 <br />ヘミングウェイの曾孫娘、あまり目立たない人ですね。Pere Castorhttps://www.blogger.com/profile/13779967810315784021noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-7529839747192505753.post-20111691532209108752012-11-16T22:04:52.545+01:002012-11-16T22:04:52.545+01:00NYを舞台にしてアメリカ人が作った映画より、むしろ日本の一般オーディエンスに楽しまれそうですね。NYを舞台にしてアメリカ人が作った映画より、むしろ日本の一般オーディエンスに楽しまれそうですね。エスカnoreply@blogger.com